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ディズニーランド・ディズニーシーに人が多く集まる理由―ディズニーランド・ディズニーシーの魅力について心理学の観点から見る―3年普通科_N.S

取り組み内容

少子高齢化により市場規模が縮小しているなか、集客数を獲得するのが難しいテーマパーク市場の中で、ディズニーランド・ディズニーシーは昔から高い集客数を誇っています。

そこで私はなぜディズニーランド・ディズニーシーは老若男女から愛されているか疑問に思いました。ディズニーランド・シーに人が多く集まる理由を自分なりに探したり、人を多く集めるために必要なことをまとめました。

また、まとめた物の中で勝山市に取り入れられそうなことを勝山市の観光課に提案しました。この探究を通して、人を多く集めるために必要なことをまとめ勝山市に取り入れられそうなものを見つけました。

結果

1.ディズニーの利用者数について
ディズニーランドとディズニーシーの共通点や相違点について調べました。

共通点としてディズニーランドやシーには入るとすぐにお土産屋さんが並んでいる。勿論食べ物以外にもグッズもあるが、服や帽子などもあります。パークに入る前から準備しなくても入場してからコスチュームを調達する事が可能なので、ここで買ってすぐに装着する事で周りの皆と同様にその空気に入り込む事が出来ます。

相違点はディズニーランドはディズニー映画がコンセプトになっていてファンタジー・夢・魔法の世界をテーマとしているパークです。ディズニーキャラクターを前面に出したアトラクションや、かわいらしい施設が多いといった特徴があります。ディズニーシーは冒険やロマンスをイメージする名前のとおり海にまつわる物語や伝説などを題材にした、発見の楽しさにあふれた世界をイメージしています。七つの海をテーマにエリアが分かれているのが特徴です。まるで海外にいるかのような異国情緒あふれるエリアや未来のテーマポートなど、それぞれの違った雰囲気を楽しめます。

来場者は18〜39歳の人の割合が多く、女性が全体の7割を占めています。女性が多い理由はインスタ映えや雰囲気が可愛いからといった理由が多くあります。

 私が実際にディズニーランドとディズニーシーに行ってみると、たくさんの工夫が施されていました。

一つ目は、ディズニーランドやディズニーシーにはいろんなテーマのエリアがありそれぞれで違う音楽が流れている。そのためエリアとエリアの境目で音楽が混ざって聞こえないようにするため川や水を境目に置き音楽が聞こえないように工夫がされていました。

二つ目は、誕生日の人にはキャストさんから誕生日のステッカーがもらえ、そのステッカーを見えるところに貼ることによっていろんなキャストからお祝いの言葉をかけてもらえます。(誕生日など特別に祝ってもらえるというのはとても嬉しいことなのでまた誕生日の日に「行きたい!」と思えるような心理にさせていると感じました。)

三つ目は、パークに入る前のパーク周辺はTokyo Disneyland と書かれている門が見えたりディズニーショップがあったりBGMが聞こえたりと、パーク内に行くまでのわくわく感を高めるためにヤシの木や洒落た街灯などディズニーの世界観に統一されていました。

2.人を多く集める理由について
「ハピネスを感じる十二の要件」というのを見つけました。これはディズニーランドの日本誘致の立役者堀貞一郎さんが人を多く集めるために考えたものです。
ディズニーに見られるハピネスの要件として

①非日常性の環境(現実からの遮断)
社会生活が複雑になると、ストレスがますます激しくなり本能的に日常のわずらわしさを遮断しようとします。よって、ディズニーランドに行けば、テーマで統一された環境に支配され、現実を忘れることができるようにした。

②心と感情を豊かにする                         
人には、物質的な豊かさを求めるだけでなく、精神の向上を目指す気持ちや心を高潔にしたいという欲求もあります。よって、人は感性を満足させてくれるものを求めます。それを用いて建物の色やデザインを決めるときは専門のデザイナーが知恵をしぼって、人々を豊かな色彩感覚でつつみ、物質的満足では得られない心と感性によるハピネスを与えようとしている。

③好奇心を満たすもの
一回では遊びきれない広さのためもう一度きたいと思うようにしている。また、同じものを見ても、ある方向にしか見えないものを作ることによって、また行って自分が気づかなかったところを見たいという心理を用いて、リピーターが生まれるようにしたなどたくさんあります。

  1. 3 . 途中経過三つ目は勝山市役所の方に行き、観光課の方が人を呼び込むために実際に行っていることについて聞きに行きました。
    1.SNSなどを活用した勝山市の情報発信 
    2.地域間交流及び移住促進に係る活動 
    3.道の駅を中心とした地域活性化の支援活動 
    4.下記の地域活性化支援活動
     ①地域団体や事業者と連携したコミュニティビジネス支援等
     ②市内外の観光地等を結ぶツアーの企画や民泊、簡易宿泊導入に向けた検討 
    5.農林水産業を核とした交流活動
     ①勝山市の地域特産品の販路拡大、商品開発、情報発信活動
     ②地域のイベントやコミュニティ活動に係る支援
     ③田舎暮らし体験応援に係る活動

4 . ディズニーと勝山市の恐竜博物館を比べて気づいたこと
 ディズニーランド・ディズニーシーがなぜ人気なのかを調べました。
一つ目は一日中遊べるから。
二つ目はその遊園地の雰囲気・世界観が好きだから。
三つ目は家族で楽しめるから。という理由がありました。
しかし恐竜博物館はどうかと考えたとき、二つ目と三つ目は当てはまるが、一つ目の一日中遊べるかという問題が浮かび上がりました。

感想

学びの祭典で様々な人に自分の探究を発表したとき、自分の意見や考えを手に伝えるための自信が付きました。
最初は緊張することが多かったですが、回数を重ねることでプレゼンテーションに対する恐怖心が和らぎ、自然に自己表現ができるようになりました。

また、発表は一方的なものではなく、聞き手を意識することが重要だということも学びました。これを通して、視聴者の反応を見ながら話し方を調整したり、興味を引く表現を工夫したりすることで、相手の視点を理解する力や共感力が身につきました。