商品POPの影響力_3年普通科_Y.S
取り組み内容
商品のPOPは本当に役に立っているのか、本やインターネットを利用して必要な要素を調べたり、道の駅やのサンプラザ(勝山市内のショッピングセンター)へ現地調査に行った。
その後、POPの影響力を調べるべく、ハニー中吉(同ショッピングセンター内の食料品売り場店舗)さんの協力のもとオリジナルのPOPを用いて実験を行った。
結果
ごま豆腐シリーズ
実験はPOPなし一週間POP有り一週間で行った。
後半POPが派手なため目につきやすく売上が伸びた。
売り場的にも目立つ位置であり、POPの配置も目線の高さであった。
とろけるくずもちシリーズ
実験はPOPなし一週間、POPあり一週間で行った。
新商品なこともあって前半の売上が上がってしまう傾向にあった。
POPが落ち着いた色味を使ったことや、場所の違いからごま豆腐のPOPよりもあまり目立たなかったと考えられる。
改善点は 色の配色 設置場所
POPの色によっての実験から
色について言えることは、赤色、黒色だと売上が伸びていく傾向にあり、青色は売上が下がっている。
色は食欲を増進させる大きな要素となっており、オレンジ、赤、黄色などの暖色系の色は食欲増進、逆に食欲を減退させる色は、青、紫などの寒色系の色や黒やグレーの無彩色である。
青色は日本人の最も好む色と言われているが信頼という影響を与える反面、食品に関しては食欲減退となる結果だった。
販促物の有無によっての実験から
販促物は写真の通り派手なもの、POPに商品の写真を大々的に入れることから目立つようになっていた。
ロピアのPOPを意識して作られている。販促物の有無は大きな違いになった。
POPに効果があり、売上に直接影響してくる大切な要素である。
色や、字体や、写真、配置、それ以上にもっと工夫されて一つのPOPが作り上げられている。
また、販促効果は、色によっても影響される他、販促物の有無も大きな違いとなる。
感想
探究をする際には、ゴールを決めてから達成すべきことを書き出して、一つずつ着実に行っていく必要があると感じた。
週に一回の探究の時間では限界があるため、時間のある二年生のうちに準備を進めていくと良いと思う。
調べ学習で終わらないためには、自分が行える最大限のことをできるように計画しておくと、最後のレポートまとめをするときに、三年間を自信を持って振りかえる事ができると感じた。
普段ならできないことも勇気を出してできるのが探究だ。
後輩へ
企業の方とのやり取りは、自分の行いたいことが伝わるよう、繰り返しアピールをする必要があると感じた。
実験をする際には対照実験となるよう、試行錯誤しながら企業の方と何度も話し合う方が良い。
複数の店舗に実験依頼をして行えると面白いと思う。
自分だけでなく周りの人に意見を求めることも大切。
自分一人でやろうとしない。
行動することが大事。