転売の対策_3年普通科_Y.T
取り組み内容
現在、メルカリやアマゾンなどのインターネット上で、大量の転売が起こっている。それらの中には、悪質な問題を引き起こし法律に違反する商品がある。
この探究ではこれらを経済的、法律的に調査し現状の問題を打破できるよう、対策案を考察する。
結果
経済ver
経済的な面から考えると転売は企業や店舗、消費者に被害を出している。
店舗 買占めによる結果、常時品薄状態となり悪評をつけられる可能性がある
企業 買い占めの高額転売により新たな客層の確保が難しくなりコンテンツの衰退につながる
顧客 買い占めにの影響で定価より高額な値段で購入することになる
そのため一番の解決策は、供給量を増やし買い占めを防ぐことが対策として挙げられる。しかし、以下のようにそれができない場合があり、さらなる根本的な解決策が必要である。
例1・チケットなどの供給量が限られているもの
例2・供給量を上げても需要に追いつかない場合
法律ver
一部の転売は「所得税法第238条」「医療品医療機器法」「酒税法9,56条」「知的財産権の侵害」「名誉毀損」「詐欺罪」など、様々な法律に抵触しているものがある。そのため警察によって逮捕や罰金など実行すれば、転売は減少する可能性がある
だが、現在ほとんどの転売は取り締まられていない。理由としては膨大な数と転売を直接法律によって禁止できてない点がある。
そのため解決策として、「膨大な数の転売に関して、警察だけでなくフリマサイトや利用者による協力」「法律に関して、一部の商品は法律により転売禁止となっているため、そこから発展して転売自体を規制する法律を作る」といったことが挙げられる。(例 チケット不正転売禁止法 迷惑防止条例 等)しかし、これら上記のものはあまり効果的でない
以上の結果から、現在の転売対策だけではすべての転売を対策することはできない。 そのため経済的にしろ法律的にしろ新しいルールや対応が望まれる。
経済的 被害を抑える根本的対策を企業や店舗が引き受ける
法律的 転売を取り締まる大規模な法律を実行する
感想
私が探究活動の中で印象に残っているものは探究フォーラムだ。
探究フォーラムとは、福井県の様々な高校生が集まり探究を発表するイベントである。
このイベントのために部活をしばらく休んだり、7時まで学校に残るなどして準備を進め本番に臨んだ。
このイベントや今までの探究活動を通して、物事を多角面的に考える力を得た。また、準備の際に8枚のスライドを1枚のポスターに再編する経験から情報の取捨選択ができる力を獲得することができた。
この力のおかげで、他の生徒の発表やアドバイスを余すことなく自分の探究の糧にすることができた。
その後の学びの祭典では、自分の最後の発表をすることができた。
これらの探究活動を通して得た力を、大学や社会でしっかりと自分のために役立てていきたい。
後輩へ
アポイントメントを取る前にホームページなどで取材ができるかどうか確認する