教育を世界へ−教育普及の手がかりを探す_3年探究特進科_M.M
取り組み内容
インターネットで調べたり、外部の人と連絡を取り合ったりしながら世界の教育について探究しました。
目的は、教育を全世界に普及させ、あらゆる国際問題を解決する策について考えることです。
結果
世界に教育が十分に普及していない場所は、主にアフリカ諸国などの発展途上国です。それに比べて、日本やアメリカなどの先進国は教育の水準が高い傾向にあります。
途上国において教育が普及していないことは問題視されない傾向にありますが、教育の不足は様々な国際問題を引き起こしています。例えば、人口爆発、貧困、飢餓があります。
教育が普及していないことには、大きく4つの原因があります。国の教育予算の不足、教員養成、環境的要因、紛争や戦争です。
環境的要因とは、家庭の収入が少ない家庭において子供を学校に行かせずに労働させるといったものです。また、国によって宗教的な面も多く見られ、男女差別や体罰などの問題もあります。
現在、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う、独立行政法人国際協力機構(JICA)が施行している国際協力の内容も調べました。
主に、技術協力、円借款、無償資金協力、民間連携(海外投融資)、海外協力隊の6つがありました。
また、JICA職員や海外協力隊経験者、教職大学院の教授との意見交換も行い、経験されたことや、世界の教育についての知識、探究を進めていく上での助言をいただき、自分の探究に関する視野を広くすることができました。
これらの探究で得た知識から世界の教育不足は、様々な国際問題と複雑に絡み合っており、単一の問題ではないことが分かりました。
教育が普及しにくい要因には、教育を普及させる方法の問題だけでなく、各国の宗教的な要因もあるのだということが明らかになり、全体の支援だけでなく、各国ごとに適当な支援の方法を考える必要があるということが分かりました。
感想
探究の時間を通して、外部の人との繋がりを持つことの重要性が分かりました。
一人で探究して得られる知識には限界があるため、学校にいる周りの人や、学校を超えて外部の人と関わりを持ち、協力し合うことが必要だと思います。