ストレッチと交代浴による怪我防止_3年普通科_T.M
取り組み内容
運動する高校生の怪我防止に必要な要素を、アンケートをもとに見極め、ストレッチと交代浴による効果を調査し、勉強や部活動などで忙しい高校生が取り入れられるものなのか考察した。
運動前には柔軟性を高め、心拍数向上効果のある動的ストレッチ、
運動後には疲労回復、リラックス効果がある静的ストレッチが適切である。
ストレッチによる効果を調べるために、長座体前屈で箱を用いて初姿勢からの箱の移動距離を測定し、ストレッチによってどれほど柔軟性が変化するかを実践した。
交代浴の効果、柔軟性を高めるのかを調べるために、日常でも簡単にできるのか、代案はないのかを考察し実証した。
結果
アンケートの結果、睡眠や食事には気をつけているのにも関わらず怪我をしている人が多く、入浴に関する回答が全く無く、適切なストレッチができていないことがわかった。
このことより、ストレッチと交代浴が高校生の怪我防止のために必要なことであり、それらによって柔軟性を高めることが重要であるといえる。
ストレッチを実践した結果、毎日10分程度のストレッチを14日間続けると、約10センチも柔軟性が高まった。このことから、ストレッチは毎日続けることで柔軟性を高めるのに対し大きな役割を果たすことがわかった。
交代浴は温水浴などと比べて疲労回復効果が高く、柔軟効果もあることがわかる。交代浴は温度差を利用して血管の収縮をはかることで自律神経を刺激し、交感神経と副交感神経がスムーズに働くことで疲労回復効果が得られる。
調査の結果、ストレッチは短い時間でもできるので、時間がない人でも怪我防止のために毎日の隙間時間にすることが有効であると考えられる。
また、交代浴はシャワーでの代用が可能なため、寒い冬でも実践できる他、温度差を利用して疲労回復効果を図るのでサウナでも同じ効果が得られると考えられる。
但し、サウナは温水浴よりも高温になるため、体力のある人には効果的だが、高齢者や体力がない人にはあまり向いていない。今回の試行においてサウナでの代用などの可能性が見出せたことから、体力などにも個人差はある実情を考慮しつつ、運動する高校生に向けてアピールしていくことが望まれる。
感想
課題が次々と出てきて解決していくのが大変だったけれど、自分の興味のあることについて探究をしたので、楽しみながら行うことができた。
学びの祭典やラウンドテーブルで発表をしたことで、プレゼン力が身についたのが良かった。