見出し画像

探究特進科クラス通信バックナンバー7-1

どんな授業をしているの?

今回は、国語における探究的な学習の一例として、「探究マップ」を使った授業を紹介します。

「探究マップ」は中央大学付属杉並高校の教員が考案したもので、文章を支える論理構造を可視化するためのツールです。論理構造を可視化することで、論点が明確になり、話し合い活動が活性化する効果が期待されます。また、論点を明確にするためには、文章をしっかり読み込む必要があるため、主体的に文章と向き合うことも期待されます。

この授業では、山極寿一「感情暴走社会の由来」を読み、筆者の主張(=答え)、主張の前提となる問い主張を支える根拠の3点を探し、それらを付箋に書いて可視化していきました。



本来、探究マップは紙の台紙と付箋を使いますが、今回はグーグルのジャムボードを使いました。ジャムボードは生徒のタブレットに入っている教育用アプリで、共有されたホワイトボードにそれぞれのタブレットから付箋を貼ることができるため、手軽に意見交換を行えます。

まず、グループごとに各自のタブレットを使って、ジャムボード上の探究マップを作成します。今回は意味段落1つにつき、探究マップを1枚作成しました。

「これが根拠じゃない?」「いやそれはもう一つの根拠がこうなってるから、並べるのは変じゃない?」試行錯誤しながら、活発に話し合いを進めていました。